インドの聖地ペヌコンダへの霊性修行の旅 その2

ペヌコンダの聖者のアシュラムへ

翌朝にアシュラムからのタクシーと合流して、ペヌコンダのアシュラムへと向かった。

車を追い抜く時や、人の隣を通過する時にクラクションを長々と鳴らしまくるスタイルが印象的だった。

あと牛を何回か見かけた。慣れているからか、車やクラクションの音に全く無反応で歩いている。

車に揺られること約2時間…。人気が少ない山道のような所に入って少し進むとアシュラムに到着した。

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謎の短眠現象

事務室で手続きを済ませて、食堂で昼食を食べて自分の部屋に行くと疲れから眠りに落ちてしまった。

かなり長く眠ってしまったな~と感じるのだが、時計を見ると実際に眠っていた時間は意外なほど短い。

ここにいる間はずっとそうで、眠りから覚めて時計を見るたびに「あれっ?」と思うことが多かった。

あと、早朝の大事なプログラムに寝坊しそうになり、起きた時は「やっべ、完全に寝過ごした!!」と思うのだが、時計を見ると不思議なことにちょうど間に合う時間だったということが何度かあった。

 

食品アレルギーの軽快

日本にいるあいだは常に食品アレルギーの影響で体がだるかったのだが、ペヌコンダに来てからはそれがほとんど気にならないことに気付いた。

ゼロではないにしても、影響が最小限に抑えられている感じがした。

普段食べているものに問題があるのかもしれないけど、ちょっとそれだけだとは思えない。

あと、ここに書くのもナンだとは思うけど性欲が全くと言っていいほどわかなかった。

そして、普段好んで見ている性的コンテンツを思い出すと軽い嫌悪感を感じた。

この心身の変化は全てペヌコンダの土地のエネルギーがもたらしたものだと思う。

 

TOKAGE!

部屋の洗面所の壁に、人の手くらいの長さはあるトカゲが張り付いていた。

写真をとってないのが残念だが、筋肉質でグロテスクで、ドラクエに出てきそうなやつだった。

僕が「うぉー!」と騒いでもピクリとも動かないので、これはよくできたフィギュアかもしれないと思った。

なんでまた、こんな趣味の悪いフィギュアが貼ってあるのだ…でもひょっとしたら本物のトカゲかもしれないから、触る勇気はない。じっくり見ても分からない。

次の日、階段の壁に同じトカゲが張り付いていた。もしや! と思って部屋の洗面所を見ると、トカゲのフィギュアは消えていた^p^;

 

突然の共同生活

僕は普段、ほとんど人と会うことなく大部分の時間を部屋にこもって過ごしている。

それでも、たまに人と会う用事があると以前よりもだいぶコミュ障が改善されたように感じていた。

しかし…今回のように、食事も含めて大部分の時間を人と一緒に過ごすとなるとさすがにわけが違った。

初めての環境(しかも海外)、初めて会う人たちの中に一人きりで入っていったんだから誰だって疲れるだろうけど、元が引きこもり生活だからなおさらである^p^;

まぁ自分で望んで来ているんだし、みんな同じ聖者を信奉する仲間たちだから、たとえば就職したりするのに比べれば圧倒的に楽なはずなのだが。

幸い日本の人たちも来ていて、分からないことを色々教えていただいた。また何人かの外国人とも仲良くなることができた。

 

シルディババの祝福と、心に浮かんだ言葉

等身大のシルディババ像が祀られている場所があって、毎日アビシェークをしたりバジャン(讃歌)を歌ったりする。

シルディババはカレスワール・スワミのグルであり、僕が学んだ瞑想のルーツでもある聖者だ。

そのババ像に初めて礼拝した時、淡い光のエネルギーに包まれる感覚があった。

聖者アンマのダルシャンを受けた時に似た、内側に光を感じてぼーっとなるような聖者特有のエネルギー。

その時に、心の中にある言葉が浮かんできた。

「許しなさい」

人のことも、自分の色々な問題も、全てを(無条件に)許しなさい…。

たしかに僕は、自分の色々な弱さに対して「これじゃダメだ。こんな自分は認めない」と思っているところがあって、無条件に自分を許す、人を許すという姿勢がなかった。そういう発想そのものがなかったと思う。

その後、アシュラムにいる間はあまり思い出すことはなかったのだが、帰る時になって、飛行機の乗り継ぎで空港の椅子に座っている時に不意にこの言葉を思い出して、なぜか涙が出てきた。

 

エネルギーあたりか、食あたりか?

5日間のプログラムの3日目夜~4日目にかけて、体調を崩してしまった。

初日から体調を崩した人も何人かいたようで、「エネルギーで浄化が起きているから」と言っていたけど…結構ディープにスピリチュアルに足を突っ込んでいるくせに、自分が経験したこと以外は信じられない僕は「本当に浄化のせいかね?」と内心思っていた。

僕が体調を崩した時も、みんな心配してくれたけど「エネルギーあたり」だと思っているようだった。

いまいち釈然としなかったのだが、でも体調の異変に気付いたタイミングをよ~く思い出してみると…多分、3日目の満月の夜にみんなでマントラを唱える行をやった後、自分の部屋に戻った時だった。

マントラを唱えている間はそんなに辛かった記憶はない。

部屋に戻ると急に体が熱っぽく、くらくらして動くのも辛い状態になっていた。

そして下痢がしばらく続いた。

翌日になっても体調は回復せず、やむを得ずいくつかのプログラムを欠席した。

僕は普段、食品アレルギーこそあるものの、熱を出して寝込むとか、風邪を引くということは全くない。

体調が変だと感じることがあっても、大抵は一晩寝ると回復してしまう。

だから今回のように、翌日になっても動けないほど辛いというのは異常な出来事といえる。(多分この十年間で初めて)

ということは何かそれなりの原因があるということで、タイミングから考えて、エネルギーによる浄化反応の可能性は十分ある。

ただ、それ以外にも若干思い当たることがあって…その日の昼食(ベジタリアン食)に出てきた揚げ物を食べた時に、なんかいやな感じがしたのだ。

その後も多少気持ち悪かった気がする。

だから、下痢や発熱という症状から考えてただの食あたりの可能性もある^p^;

どちらなのか、真相は分からない。

翌日の午前中にたっぷり眠って、午後になると体調がだいぶ回復してきた。

 

後半は退屈

最初のうちは、ペヌコンダに来たことで心身の変化を感じたり、パーソナルマントラを受け取る時の体験や、聖者の存在を感じて新鮮な気持ちで過ごしていたと思う。

でも後半になると、正直言って退屈し始めていた。

というのも、正直言って今回のプログラムで(実感できるレベルで)得られた体験、手応えは、当初に期待していたほどではなかったからだ。

美しい夢を見たり、これまで到達できなかった深い瞑想の境地を得たり、何か奇跡的な経験をしたり…ということを期待していたと思う。

でも瞑想の経験は深まるどころか、むしろいつもより浅いようにすら感じられた。

それでちょっと焦りを感じ始めてもいた。

(続く)

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