インドの聖地ペヌコンダへの霊性修行の旅 その3(終)

瞑想できなくなった!?

普段自宅で瞑想している時にも、何かの機会に聖者のエネルギーを感じたり、どこかからエネルギーが飛んできたりして瞑想が深まることがたまにある。

だから聖者の本拠地であるインドのアシュラムに行けば、必ず瞑想にもプラスの変化があると思っていた。

ところが滞在して何日かたっても、瞑想に関してはあまり変化が感じられない。

聖者のエネルギーを感じることは多々あった。

特に聖者のサマディ(墓)に初めて入った日は、瞑想した時に猛烈なエネルギーに包まれて、瞑想の後ふらふらするほどだった。

でもそれをきっかけに瞑想が深まるかというと、そうでもなかった。

それどころか、滞在の後半になるといつもより浅くなったようにすら感じて「ちゃんと瞑想できてるんだろうか?」と心配になるほどだった。

もしかしたら、瞑想する力を失ってしまったのでは? と思った。

新しいグル(霊的な師)を持つと、以前のグルから受け取ったパワーは失うとも言われている。

だとしたら、今回インドに来たのは大きなミスだったのではないか?とさえ思った。

僕にとっては瞑想以上に大切なものはないのだ。

しばらくの間、瞑想できてるのかよく分からない状態が続いた。

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空港での体験

同じ飛行機で日本に帰る女性二人とタクシーをシェアして空港に向かい、搭乗の時間を待っていた時に不思議な体験をした。

人のエネルギーを受けやすい体質なのか、僕は人混みの中にいると調子が悪くなることがある。

この日も、空港についてタクシーを降りた時点で「あ、やばいな」と感じた。

空港の椅子に座って女性たちと話しながらも、心の中でマントラを唱えて謎のしんどさと必死に格闘していた時…

突然、そのしんどさが一気に押し寄せてくる感じがした。

と思ったら、瞑想の深みに引き込まれる時のような意識の変容が起こり、その状態が5~10秒間続いた。

周囲の物音が遠のいて、頭の中で「ブゥーン…」という音が鳴っているように感じた。

単に疲れが出たとか、そういうんじゃなく明らかに霊的なエネルギーが働きかけているのを感じた。

そして、その状態が終わると謎のしんどさがかなり軽くなっていた。

明らかに様子がおかしかったので、女性たちに心配されてしまった。

向かいに座っていた女性によると、まぶたがすごい速さで痙攣していたという。

こんな経験は初めてのことで、今回聖地に行ったことと確実に関係がある。

 

瞑想体験が回復

日本に帰国して元の隠居生活に戻り、自宅で毎日じっくり瞑想するようになると一週間くらいで瞑想体験は回復してきて、一安心した。

なぜ瞑想が浅くなったのかは分からない。

ひょっとすると、非日常的な慣れない環境に何日もいたせいかもしれない。

大部分の時間を人と一緒に過ごして、どこか緊張して心の平静を失った状態が続いたせいで、日頃の瞑想でチャージされていた「静寂(空)」が消耗していたのかもしれない。

アシュラムを離れた時に気が抜けたせいか、自覚していた以上の疲れをドッと感じた。

しかし…ペヌコンダは地球上で最高峰のパワースポットと言われる。

実際、ここに滞在している間は体調や精神性に明らかな変化を感じた。

なのにどういうわけか、瞑想に関してはあまり手応えが得られなかった。

「あー気持ちいいー! 猛烈に瞑想している!」という体験ができたのは、自宅に帰ってしばらくたってからだった。

しかも、それは以前の瞑想体験を超えるものではなかった。

日本人のむしょうにカンが鋭い女性に、「納得してなさそうな顔してる」と言われてしまった。(´・ω・`)

 

静寂(空)の価値

たびたび書いてる「静寂」とは何かというと、ただの静かな状態や心の平静のことではない。

静寂の瞑想とは「何もない」という経験で、それは「ある・ない」という二択の世界を超えた本当に「何もない」という経験で、これは長年瞑想を積んだ人だけが理解できる世界だという。

そして、僕は10年近く瞑想しているけどいまだに静寂(空)が分からない。

でも瞑想に入った時の感覚や、瞑想後の感覚の変化で静寂のエネルギーというものがおぼろげには感じられる。

この静寂にどんな価値があるかというと、パワースポットなどに行って神聖なエネルギーを受け取った時に、それを自分の中に保つためには静寂が不可欠だと瞑想の師が度々言っていた。

内側に静寂がなければ、どんなエネルギーを受け取っても時間とともにこぼれ落ちてしまう。

(そして静寂をキープするためには神のエネルギーが必要、という相互補完的なもの)

だから本来、インドに行く前には瞑想の時間をたっぷりとって備えるべきなのだが、今回は明らかに準備不足感があった。

次回こそは静寂をフルチャージして行きたい。

 

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