【poem】終わりの時

いつ失ったのかも思い出せない

だけど心の奥底でずっと求め続けていた

君を呼ぶ弾んだ声、こぼれる笑み、この世界へのあこがれ。

ふと見上げるといつも空は明るく、

やさしい陽射しに見守られているような。

 

君は本当にこのままでいいのか?

あらゆる美しいきらめきが

一瞬ごとにこぼれ落ちていくというのに。

 

だけど、もし君が

かすかな光にすらたどり着くことなく

果てのない闇の片隅で、誰からも見えずに

消えていくとしても、

心配はいらない。

 

昼の陽の明るさを疑うこともなく、

自らの存在の証を求めるように

たくさんのきれいなもの、大切なものを拾い集めてきた

誰もが、終わりの時に気付くだろう。

そこには初めから、

何ひとつ存在していなかったのだと。

 

Inspired by…

ガラスの巨人

 

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ポエム

Posted by yudofu